ペースメーカーの種類について紹介します。ペースメーカーはDDDや体外式などがあります。ペースメーカーは、本体は電池と刺激発生、感知回路からできています。
ペースメーカーは、本体は電池と刺激発生、感知回路からできていますが、右心房や右心室、あるいは両方に留置された刺激を伝えたり、心電図を伝えるためのリード(導線)からなる小さな人工臓器で、働きが低下した洞結節や房室結節などの伝導路の代わりに電気刺激を心筋に作ったり伝えたりして、体に必要な脈拍を作り出しています。ペースメーカーは、20〜60g程度の軽量なものが標準となりほとんど生活に不便を感じない程度になっています。初期のペースメーカーは決まった回数だけ刺激する固定型でしたが、現在はデマンド型といって脈拍が少なくなったときにだけ刺激するタイプが主流となっています。また、心房から心室へとペーシングの順序と連携が正常人に極めて近い方式の生理的ペーシングや、さらに体動、心電図波形、呼吸、体温などを感知し、運動時に脈拍が増えるようにプログラムされた心拍応答型といったより自然に近い機能をもつペースメーカーが普及しています。
現在使用されているペースメーカーにはいろいろな種類があります。ペースメーカーの機能を簡単にあらわす為に提案された3つの文字の方法について説明いたします。まず、3文字コードの場合には、1番目の文字(ペースメーカーが刺激する心臓の部屋)次に、2番目の文字(心臓の動き(電気的興奮)を感知する為の心臓の部屋)そして、3番目の文字(ペースメーカーの機能)で、1番目の文字と2番目の文字は電極(リード)がおいてある心臓の部屋ということになります。心房ならA、心室V、両方ならDと記載されます。3番目の文字は電極から入って来る心臓の情報に対して、ペースメーカーがどのように反応するかをあらわしています。つまり、入ってきた情報を目安に刺激を出すか、出さないか、2本の電極があれば、それぞれにどのように反応するかをあらわします。最近は、4番目の文字として、レート応答機能(Rate Response)付を意味するRを加えたものもあります。
ペースメーカーの種類であるDDDとは、心房の拍動が少ない時にも心房と心室の拍動を連動させ(DVI)、心房の拍動がペーシングのレートよりも多い時はVDDで心房と心室の拍動を連動させる方法で、房と心室の動きを出来るだけ一緒にしようとする方法です。更に、脈が多くなり過ぎても困りますので、上限も決められ、自動的に脈を遅くする機構もついています。生理的な、べ一スメーカーの最も進んだものと言えますが、心臓の障害の種類や程度によってはこのペースメーカーを使えない方もいます。そして、体外式は、心臓手術のときに起こる不整脈の時などに使われ、永久型は、大きさ小型ライター並み、植え込んでも違和感無く過ごせます。ちなみに、元ソ連書記長・ブレジネフ氏や、元西ドイツ首相・シュッミット氏などが使っていたと言われており、2001年6月末、アメリカ副大統領のチェイニー氏(60歳)がジョージワシントン大学病院で埋め込み手術を受け、2日後に職務に復帰したと報道されています。