白血球が多い時と少ない時について解説します。白血球とは、外部から侵入してくる菌やウイルスを食べて破壊したり、免疫反応で撃退する役割を持ちます。
白血球とは、外部から侵入してくる菌やウイルスを食べて破壊したり、免疫反応で撃退する役割を持ちます。それは、どんな細胞かと言うと、赤血球が赤いから、白いと思われる方もいらっしゃるようですが、白い色素があるわけではありません。白血球の主な働きは、体を感染から守ることで、白血球の数は赤血球に比べて少なく、赤血球約660個に対して1個の割合で、通常、血液1mm3中、約6、000〜8、000個。(赤血球450〜500万個)大きさは直径約6〜20μmです。(赤血球は約8μm)赤血球のような単一細胞ではなくアメーバーのように、体を自由自在に変化させながら動くことができます。白血球には5つのタイプがありますのでご紹介いたします。(無色透明に近いので染色しています)まず、好中球は、細菌や真菌を殺し異物を取りこむことによって、体を感染症から守ります。次に、単球は死んだ細胞や損傷した細胞を取りこみ、さまざまな感染微生物から体を守ります。
その細胞が細菌や微小な異物を細胞内に取り込む作用を貪食作用または、食作用といいます。そして、好酸球は寄生虫を殺し、癌細胞を破壊するほか、アレルギー反応にも関係しています。続いて、好塩基球もアレルギー反応に関係しています。最後に、リンパ球には3つの種類がありますが、Tリンパ球とナチュラルキラー細胞は、ウイルスの感染を防ぎ、ある種の癌細胞を発見して破壊します。Bリンパ球は抗体をつくる細胞に変化します。我々の体にはさまざまな免疫機能がそなわっており、外から侵入した異物から体を守っています。白血球は、この免疫機能の主役を担い、空気中の細菌やウイルスからわたしたちの体を守ってくれているのです。白血球は異物が侵入すると、これを認識し、すばやく攻撃しようとします。自身の中に取り込んで消化したり、抗体(異物をキャッチするもの)を作り、体の外に排除しようとするのです。その戦いの際に炎症は起こってしまいます。
白血球とは、外部から侵入してくる菌やウイルスを食べて破壊したり、免疫反応で撃退する役割を持ちますが、白血球数が多いときは、何らかの免疫反応が引き起こされていることがわかります。逆に白血球数が基準値よりも低い場合は、免疫反応が低下しているということがわかります。基準値は、3500〜9000/μl基準値より上の場合は、扁桃炎、肺炎、胆のう炎、腎盂炎、急性虫垂炎、白血病、外傷などの疑いがあり、基準値より下の場合は、再生不良性貧血、悪性貧血、骨髄障害、脾機能亢進症などの疑いがありますのでご注意下さい。なお喫煙者は、しばしば白血球増加がみられ、ヘビースモーカーの方では、喫煙本数に応じて赤血球数も多くなる傾向があります。そのペースで喫煙を続けると、動脈硬化の促進による重大な健康被害を生じる恐れがあります。できるだけ禁煙を心掛けてください。禁煙後に、白血球数が基準範囲内に戻れば、白血球増加の原因は喫煙と推定できます。